食育計画

　保育園の畑でズッキーニとバジルを収穫し、子ども達の前でズッキーニを切ると、その断面を見て「白いね」と話していました。ホットプレートを温めて、切ったズッキーニを並べると「（焼いている）音がする！」「いいにおいする！」と話し、焼き上がりにトマトケチャップ、チーズ、畑のバジルをのせて蓋をし、開けると「わ～！」と歓声があがりました。できたピザを食べると「おいしい！」「まだ食べたい！」と話し喜んで食べていました。毎日水やりをし、生長を楽しみにしていたズッキーニとバジルを収穫し、食べることで食への関心を高めることができたと思います。

　町食生活改善推進会が住民健診にてAYT（朝に野菜を食べよう）レシピを配布し、食育の日についてPRしました。また、感染症予防に活用できるようAYTシールを貼った個包装の不織布マスクも配布し、食からの健康づくりについて普及推進する良い機会となりました。

　令和５年度も町立保育園、認定こども園、幼稚園の児童を対象に「ＡＹＴ（朝に野菜を食べよう）チャレンジ週間」を実施し、２１０名の応募がありました。部課長による厳正なる抽選を行い、旬の野菜セットを２０名、応募者全員に米粉めんをプレゼントしました。参加者からは、「AYTチャレンジ週間があることで、朝食に野菜を意識的に取り入れるきっかけになった。」「米粉めんのために頑張っていた。」などの感想がありました。詳しくはこちらをご覧ください。

　町内のお寿司屋さんで食育コーディネーターでもある、金森さんに魚をさばく様子を見せてもらい、命をもらって食べていることを教えてもらいました。生鮭を触らせてもらうと、「冷たい！」「ざらざらしてる」「気持ちいい」などの言葉が聞かれました。また、鼻を近づけ匂いをかぎ、友達と顔を見合わせにっこり笑う姿が見られました。普段魚をさばく様子を見ることがない子が多く、とても興味を持って見ていました。さばく様子を観察した鮭をフレークにしてもらい、間食のおにぎりの具材として使いました。おにぎりを食べていると、「あの子（鮭）がこれに…」「命をいただきます」という言葉が聞かれました。魚が苦手な子も「おいしい！」と食べる姿が見られました。

　健康まつりにて、野菜３５０ｇ計測体験や、３色栄養体験、食育クイズを行いました。野菜の計測体験では、「３５０ｇってこんなに多いんやね」などの感想が聞かれ、１日の野菜摂取量の目安となったようでした。参加者には、AYTレシピや減塩のポイントなどの資料を配布しました。

　津幡高校で町食生活改善推進員が生活習慣病予防のための健康教室を行いました。朝食を食べる大切さや、減塩をテーマに寸劇を行いました。新型コロナウイルス感染症が流行して以降中止していた調理実習を４年ぶりに行い、朝食にぴったりな、「人参しりしり」を作りました。また、１日分の野菜摂取量の目安である３５０ｇの野菜を計測する体験もしました。生徒からは「調理実習ができて楽しかった。」「野菜を摂ることが大切だと思った。」などの感想があり、食生活と健康について学ぶ機会となりました。

　本町では規則正しい食習慣を通して生活習慣病を予防するため、ＡＹＴ（朝に野菜を食べよう）を推進しています。令和２年度から引き続き今年度も、ＡＹＴレシピを実演する「Ｃｏｏｋ！ＡＹＴ」を撮影し、ケーブルテレビにて放送しました。町広報紙でも紹介していますが、メディアを活用することで「分かりやすかった」などの声も聞かれ、ＡＹＴの普及推進に向け、令和６年度も放送予定です。令和５年度に紹介したメニューは下記の通りです。

　広報や保育園の食事だより等にＡＹＴ推進レシピを紹介しました。過去のレシピはこちらをご覧ください。

計画書

つばた健康づくり２１・つばた食育推進計画（第３次）はこちらをご覧ください。